七不思議の壊し方

『七不思議』シリーズの続編。
学校の七不思議を意図的に作る集団「SAW」に所属している主人公達。夏休み明けに早速「七不思議」を起こそうと企むものの、何者かによって「七不思議」に見える別の事件を立て続けに起こされてしまい...と言うお話。
1巻に比べると、大分面白かった気がします。偽の七不思議を起こしている連中を突き止めるため、主に主人公が調べまわるんですが、これがそれなりにミステリー風味。
ただ犯人が誰かは、登場人物の数を考えれば殆ど悩む余地がありません。その代わり、どうやって犯人を追い詰めるのかがポイント。
読み手としては犯人の目星がついてるけど、登場人物は犯人が誰なのかハッキリとは分からない。そんな状況の中、最後に犯人をどう誘い出すのか、この部分がワクワクしながら読めたのが良かったかと。
続くのであれば、ちょっと期待。