ゼツボウのヒト 〜THE DESPAIR〜

久しぶりのストジャ新刊。本編の続きかと思ってましたが、フラグメントの方でした。
今回は、レイオットが人生に絶望している救命魔法士・ギルバートと組んで魔族退治をするお話。かつては絶望に取り付かれ、無気力な生き方をしていたレイオットですが、ここ最近は人間らしさを取り戻し気味。そんな所にギルバートのような男に出会ったらどうなるのか...と言う展開でした。
最近の榊一郎の作品ではこのシリーズが一番好きなんですが、今回は割と普通。絶望をテーマにしている割には、レイオットは過去に囚われる事も無く、ギルバートに引っ張られる事も無く、いつも通りに仕事をこなしていた感じがします。
魔族との戦闘シーンは良かったけど、それ以外にはあんまり盛り上がりどころが無かったのは残念な所。レイオットが、意外にもシッカリと絶望から立ち直っているのが確認できたのは良かったけど。
ところで、この作品、OVA化だそうで。TVじゃ流石に無理だったんですね。まーこの内容じゃあなー。その分、内容には期待できそうですが。