はにかみトライアングル 1〜5

ちまちまと読み進めていた『はにトラ』、ようやく全巻読破。
ネコマタに鶴女に桜の精と言う、人外の美少女達に囲まれて暮らすことになった主人公を中心としたラブコメ。幼馴染やら妹やらクラスメイトやら、ハーレム系ラブコメをやる要素は全部ある気がします。
5巻までキッチリ読んでいながらこういうのも何ですが、微妙に物足りません。これだけの面子を揃えておきながら、基本的に揉め事が起こらないのが残念な所。別にギスギスした話を読みたいわけじゃ無いんですが...もうちょっと拗れる展開が無いと、どうにも盛り上がりに欠けると言うか。これだけ登場人物が豊富なんだし、少しは争奪戦的なものがあっても良いかなぁと。同作者の『乃木坂春香』シリーズみたいに、バカップル振りを堪能出来るラブコメならともかく...。
5巻の最後の方で話を拗らせてくれそうなキャラが登場したので、その辺は次巻以降にと言ったところでしょうか。基本的にラブコメは好きなんで、今後に期待。