神曲奏界ポリフォニカ ふゅーじてぃぶ・ぶるう

『ポリ青』の2冊目。
今回は駆け落ちした精霊と新曲楽士を探し出す仕事を受けるお話。
前巻の印象から、コメディ度が高いんだろうなーなんて思っていたんですが、かなり真面目な展開に驚かされました。話の焦点は人間と精霊の付き合い方にあったと思うんですが、他のポリフォニカシリーズとは違う方向に進んでいるのが良い感じです。作中に出てきたホゾナ理論には、思わず感動。
精霊が人の良き隣人と言うのであれば、新曲や契約無しでの付き合い方も無ければおかしい。『ポリ青』の書きたい事ってこの辺なのかなーと、今回ちょっと思いました。満足。