紅牙のルビーウルフ Tinytales 1 クローバーに願いを

『ルビーウルフ』シリーズの新刊。短編集です。
本編には微妙な地味さが拭えないような印象があるんですが、この短編集には皆無。収録されている7編、そのどれもが凄く綺麗にまとまっていてビックリしました。
素直じゃないルビーウルフがジェイドにじゃれつく展開が、なんとも微笑ましくて楽しかったです。後、ヴィアンカが死んだ時の話が素晴らしかった。ラストの酒瓶のところでグッと来ました。モルダも、ある意味素直じゃないよなー。流石はルビーウルフの父親だ。
と言う訳で、かなり満足な1冊でした。このクオリティのまま、本編も進んでくれると嬉しいんですが...どうなることやら。