レギオン 2

先月出た1巻の続き。これで完結です。
『ぼく』と『おれ』の2つの世界が行き来し、その2つを繋ぐのは"眠り病"。徐々に明らかになる展開にワクワクしながら読み進め、そしてその真相にビックリ。そー言う設定だったのか...。
哀しくて重くて暗い話で、世界全体を見れば決してハッピーエンドとは言えない結末でしたが、葵と徹とトールにしてみれば、これ以上の結末は無いんじゃないでしょうか。ラストのエピローグは泣けそうなぐらい綺麗で大満足でした。
ただ少々難解で、読むのに一苦労のも事実。個人的には、『ワーズ・ワースの放課後』の方が好みな感じ。この作品が気に入った人には、特にオススメできる気がします。
この作品はこれで完結ですが、次はどんな作品で楽しませてくれるんでしょうか。意表をついて『ホーリーグレイル』の新刊とかは...無いか。