扉の外 2

まさか続編が出るとは思わなかった作品。第13回電撃小説大賞・金賞受賞作の続きです。
真っ当に1巻の続きになってます。主人公は交代し、生徒達の生活空間は1つ別の階層へ。そこで繰り広げられる新たなゲームを軸に話が進みます。
1巻より面白くなってて、個人的には結構気に入りました。このシリーズ好きかも。
先の読めないゲームの展開とどんどん壊れていく人間関係が、良い感じに不安を煽ってくれてます。そのお陰で先が気になる展開が続いて飽きません。また、1巻の主人公はあんまり格好良くなかったけど、この2巻の主人公はしっかりしてて格好良かったのも好印象でした。
1巻のラストにはポカーンとしたものですが、今回はそんな事も無く。きちんと話が続きそうな終わり方になっていたのが嬉しいです。投げっぱなしに思えた1巻のラストも、この展開なら意味がある気がします。
これでまた1つ、続きが楽しみなシリーズができました。次の巻にも期待。