GOSICK s 3

GOSICK』の新刊は、短編集の3冊目。
風邪で家に篭っているヴィクトリカの元へ、久城が毎日本を届けて朗読すると言う展開。本は過去に起こった事をまとめたもので、その時起こっていたにも関わらず誰にも気付かれなかった謎とも呼べない謎を、ヴィクトリカが突き止める...と言う形で話が進みます。
いつも通りの『GOSICK』でした。病気で少し弱っていたのか、我儘っぷりも残しつつも普段よりヴィクトリカが素直な感じがして、可愛さも増してる気がしました。慌しかった本編に一区切りついた後の話なので、こういうノンビリした展開が妙に心地良かったり。
しかし、エピローグで予想外の人物達が出ていてビックリ。普通に短編だけで終わるのかと思いきや、しっかりと伏線を張って終わってますよ。この終わり方だと、次の長編に直接続きそうですね。とりあえず期待。