烙印よ、絆を宿せ。

1年振りのシリーズ新刊。これにて完結です。
「名も無き七人」の最高峰、<灰色脳>との最終決戦。前巻で戦う力の殆どを失ったキズナが、ちひろを助けるために突き進む展開でした。
最終決戦の決着の仕方、どうやってキズナが戦うのかと思いきや...これが熱い。それほど長いシーンでは無いんですが、その間にこれまでの事が色々詰まっている感じがしました。さらにラスト。その一言をここに持ってくるのか...と。なんて事は無い呟きなんですが、この主人公が言うと重みが全然違います。読み終わって暫く読後感の良さに浸りました。こういう終わり方好きです。素晴らしい。
と言う訳で、普通に満足した作品でした。綺麗にまとまっている良いシリーズだったと思います。次回作にも期待。