アレクシオン・サーガ

五代ゆうの新シリーズ。
異国人の母から生まれた王子・アレクシオンが主人公。その生い立ち故、周囲から疎まれたアレクは国を捨てて、母の形見である剣と共に自分の出生の秘密を探る旅に出るのだが...と言うお話。
五代ゆうと言えばファンタジーと言うのが、自分の中のイメージとして確固たる地位を築いている訳ですが...この作品は、まさにそのイメージにピッタリ。超正統派の、ヒロイック・ファンタジーでした。
最初の数ページで話に惹きこまれ、そこから先は一気読み。とても面白かったです。
まだまだ話は始まったばかりで、謎がいっぱい。アレクを伴侶と呼ぶ美少女魔術師の登場で、少しは明らかになるかと思いきや、全然そんな事無かったし。
謎めいた生い立ちの裏に、どんな真実が隠されているのか、今から楽しみです。続きにも期待大。