戒書封殺記 その本、開くことなかれ

シリーズ4冊目。『真理の解』と言う禁書を巡ってのお話。
可もなく不可もなく。普通に楽しめた1冊でした。
読破が常に持っていた黒本。これまではFF3の学者の如く、敵をぶん殴る事にしか使われていなかった黒本ですが、遂に開かれました。それに秘められていた能力も、当然明らかになったわけですが...最強じゃん、これ。
結構なピンチに陥るものの、開いた途端に大逆転。お陰で、大した危機感を抱けなかったのは、少々残念でした。強すぎると言うのも考え物ですね。
また、個人的にお気に入りだった睦美があまり報われていなかったのも残念な所。この巻でも、相変わらずの健気さを発揮していますが、読破には届いてない。哀れだ...。
あとがき曰く、この巻で一区切りとの事ですが...完結なの? まだ伏線と言うか、謎は残っているような気がするんだけどなー。ヒロインの能力とか。なんにせよ、気長に待ちますか。