世界平和は一家団欒のあとに

第13回電撃小説大賞・金賞受賞作。
魔法使いだったり怪力だったりと、全員が特殊な力を持つ一家。世界の危機を否応無く直面し、その力を使って解決していく一家の長男が主人公。ある日、新たな世界の危機に直面するのだが...と言う感じで話が始まります。
割と普通な感じ。特殊な設定になっているとは言え、やっている事は家族モノ。間違った方向に思い込む家族を、他の家族が支える様が良かったです。
ただ、ラストがあっけなく決着してしまったのが少々残念。個人的には、もうちょっと拗れた挙句の決着なら最高だったんですが。
ま、これはシリーズ化しそうな気がしますし、その辺は続きに期待という事で。