戦う司書と追想の魔女

シリーズ5冊目。
神溺教団への裏切りの容疑をかけられた武装司書・ヴォルケンが、館長代行・ハミュッツを弾劾するために奮闘するお話。
ハミュッツ酷ぇ。ヴォルケンが不憫過ぎます。確かにヴォルケンは、序盤から報われなさそうな雰囲気を醸し出してはいましたが...まさか最後まで報われないとは。
武装司書としての誇りをおそらく誰よりも高く持っていたヴォルケンからすれば、武装司書と神溺教団の関係の真相は到底受け入れられないもので。真実を知れば辛い事になるのは容易に分かりますが...この終わり方はテンション下がるなー。
と言う訳で、あまり後味の良くなかった1冊でした。ラストでは第3の勢力が誕生? し、状況は混沌としてきました。この先どうなることやら。