ボクのセカイをまもるヒトex

谷川流の新刊。本編はお休みして、その合間を埋める短編集。
派手なバトルは無く、綾羽の非常識さが巻き起こす騒動に、主人公が巻き込まれる感じの展開。《剣精》の2人や、クラスメイトも巻き込んで話が進みます。
なんか、地味に楽しめました。派手な展開は無いし、本編のようなシリアスさもありませんが、普通のドタバタコメディとして面白かったかと。...無難すぎて、あんまり特筆する事が無いなー。世界設定とか、キャラの性格とか、個別に見れば印象的な特徴だらけなのに。これらが合わさって日常的な話をすると、途端に無難な作品になる...言うのは、ある意味凄いのかも知れない。
しかし、ヒロイン達の印象ばかりが強くなって、主人公の影がドンドン薄くなってますね。ストーリー的には、未だ謎の設定が隠れていたりと、重要なポジションにいるはずなんですが。本編の続きが出れば、少しは印象が強くなるかなぁ。