円環少女 4

円環少女』新刊。
仁の妹を中心とした過去の話を絡めつつ、王子護が暗躍して神聖騎士団と衝突するお話。今回、仁とメイゼルは、積極的に話を動かす立場と言うよりも、周囲に巻き込まれた感じです。
これまで謎だった仁の妹の話が描かれ、何故彼が魔法消去を停止できるようになったのかが明らかに。そういう理由だったのか...。割と重い設定ですね。だからこそ、あれだけの能力を身につけられたと言う事なんだろうなぁ。
また、メイゼルのクラスメイトである委員長が良い。今回は結構重要な役回りで、出番も多かったんですが...メイゼルとは一見仲が悪そうに見えながら、実はそうでもないと言う雰囲気が、妙にツボにはまりました。
しかし...なんか、巻を追う毎に読み辛さが増しているような気がするのは自分だけ? 終盤は、何がどうなっているのか理解に一苦労。読むのに、普段の2〜3倍の時間がかかるのが、あんまりよろしくない。何とかして欲しい所。