ペルソナ3 オワリノカケラ

ペルソナ3』のノベライズ。普段はノベライズなんて買わないんですが...『ペルソナ3』はゲームが面白かったので、思わず購入。
ゲームのキャラクタの1人である真田を主人公に、ゲームが始まる前、美鶴と真田、そしてゆかりが、どのように影時間に挑んでいたのか...と言う部分に焦点を当てて描かれた感じ。真田の先輩で、ボクシング部の女子マネージャーだったキャラが、影時間でシャドウに襲われているのを助ける所から、話が進んでいきます。
盛り上がりにはイマイチ欠けるストーリー展開でしたが、シリアスな雰囲気と、どこかとぼけたようなコメディチックなノリを、上手く本にしたなぁと強く感じました。読んでいて、ゲームとの違和感が全然無い。ノベライズとしては、結構な出来なんじゃないでしょうか。ただ、ゲームに思い入れが無いと、読んでも首を傾げる事になりそうな気もします。やって無くてもそれなりには読めるけど...やっぱりプレイしてから読んだ方が楽しいと思う。
「テレッテッテー」と「なるほどなー」の2人の出番が無いのは残念でしたが、ストーリーの時期を考えると当然か。ま、美鶴の「処刑」が一体どんなモノだったのか、その全貌が明らかにされただけでも読んで良かったと思います。怖ぇ。
しかし、まだこのゲームクリアしてないんだよなー。ラスボスを目の前に、ペルソナ合体に没頭しすぎて、そのまま止まってる...。さっさと終わらせよ。