神曲奏界ポリフォニカ ストラグル・クリムゾン

アニメ化が決まったポリフォニカの新刊。2ヶ月連続刊行の『ポリ赤』の第4巻で、先月出た話の続きです。
「コア」と呼ばれる重要な発掘物を前巻で奪われた主人公たちが、取り返しに奔走するお話。そこに、身体に異常をきたしたコーティと、フォロンの話が加わって進む感じです。
この巻は、コーティとフォロンに尽きますね。この2人の関係は、ホント良い。身体が思い通りにならなくて弱気なコーティや、それを心底心配するフォロン。しかしどんな状態になっても、どこまでもお互いを信頼しあっている様が、ありありと伝わって素晴らしい。面白かったです。
また、『ポリ黒』のマナガが結構顔を出していて、なにやらコーティとは昔に何かあったような雰囲気。『ポリ白』の精霊島も、重要な役回りで、ほんの少しだけ登場。シェアード・ワールド・ノベルらしさが全面に出ていたのが、好印象です。『ポリ白』だけは、時代が違う事もあって絡み辛そうと思ってましたが...結局こうなるのかー。
ユギリ姉妹の過去とか、フォロンの子供の頃の話とか、個人的には謎めいた部分が多いんですが...この辺はキネティックノベル版を買えば分かるんでしょうか。どこ行けば買えるんだ?