バッカーノ! 1934 獄中編

久しぶりな『バッカーノ』新刊。
アルカトラズ刑務所にフィーロが放り込まれるお話。FBI勤務の不死人に半ば脅迫され、刑務所に収監されているヒューイの調査をするんですが、しかしそこは成田良悟。素直に話が進む訳も無く。アルカトラズ、シカゴ、ニューヨークのそれぞれで話が進む、いつものパラレル展開。まだ話の途中なので、下巻を読むまでなんとも言えないのも、いつも通りですね。
今回、アイザックとミリアが、いつにも増して話の中心にいる気がします。今回は、コンビではなく、それぞれ個人で動く部分まであるのが、非常に新鮮でした。ミリアなんて...一瞬、誰だっけ? なんて思ってしまったぐらい。コンビじゃないと、こうまで印象が変わるのかと、妙に感心。また、アイザックは格好良いね。序盤の酒場のシーンでは、思わず唸ってしまいました。ホント、ただのお馬鹿だと思っていたのですが...良い方向に裏切られた感じです。
下巻は12月だそうで。どんな風に決着するんだろ。