プリンセスはお年頃! 2

榊一郎の新刊。同人誌『プリンセス・サキュバス』の改稿版の2巻です。
生まれはサキュバスでありながら、とある国の王女である、ヒロインのナナ姫。前巻で婿探しの旅に出た姫一行ですが、またまた姫を狙う敵に襲われて...と言うお話。
もはや婿探しは関係なくなってますね。姫を狙う敵と戦うお話になってます。しかし最初から、予定調和的に護衛のエキノとくっつきそうな雰囲気があったので、こっちの展開の方が好み。コメディ的な要素と、割とグロくて容赦無い要素が共存する、とっても榊一郎らしいお話でした。
お気に入りは、エキノとナナの出会った過去の話。特に、エキノが近衛となるシーン。ナナの父親が格好良かったです。国王としての立場と、ナナの父親としての立場。この2つを両立させるが為の決断が、ツボにはまりました。短いシーンだけど、熱かったなー。
「ここで切るの?」と言いたくなるシーンで終わってるんで、早い所続きが読みたい。けど、次は書き下ろし? らしいので、暫く間が空くんでしょうか...。