BLACK BLOOD BROTHERS 6

Book

『BBB』新刊。本編の続きです。
特区に軍が入り、不穏な空気が流れる中、セイに敗れたゼルマンが再び活動を開始。さらにいつも陽気なコタロウの様子がおかしくて...と言った感じの内容。前巻以上の衝撃が、特区に走ります。
かなり面白かったです。ミミコは思い切りましたねー。押さえきれずに吐露した感情が、素晴らしく良かったです。ジローとコタロウの未来は、周りにいる人間にとっては必ずしも幸せなものにはならず、寧ろ、大きな哀しみを生む結末が待っている事は確実。ミミコはその日を、どんな想いで迎えるんだろう...なんて考えてしまうと、辛いけど楽しみで仕方ない。
ジローはジローで、日々の生活に対する考え方に微妙な変化が。アリスが1番である事は変わらないだろうけど、ミミコに対してどう接していくのか、気になる所です。
他には、陣内の格好良さが光ってました。作品中でずば抜けて格好良い。前巻も凄かったけど、今回もそれにも劣らない活躍っぷり。派手な立ち回りは無いけど、漂う存在感と言葉1つ1つの重みが響きます。けど、この終わり方は...マジデスカ。嘘だと言って欲しいんけど、そうも行かないっぽいし。辛い。
と言う訳で、大満足な1冊でした。話はかなり大詰め。結末が楽しみです。