神曲奏界ポリフォニカ スパーティング・クリムゾン

『ポリ赤』の3冊目。
今回は、主人公が所属する事務所が古株の神曲楽士からの嫉みを買って、嫌がらせを受けるお話。そんな連中を見返してやろうと、制服を作ったり、大きな仕事を請け負ったりしたものの、その仕事でトラブルが...と言う形で話が進みます。
終盤、主人公・フォロンとその精霊・コーティが見せる連携が、非常に熱くて良い感じ。極限の状況下で全力を出し切る事が出来るのは、完全に互いを信頼しあっているからでしょうか。日々の生活の中で、「今ならなんでも出来る」と思う瞬間がたまにあったりするんですが...この巻で、それと同じ印象を受けました。主人公たち2人も、同じ様な事を感じてるんじゃないかなぁと。特に終盤。こういう話は、読んでいてスカッとして気持ち良いです。
この1冊で完結しているのかと思いきや、完全に次の巻へと続く展開。しかも全然丸く収まっていないし。次の巻が来月に出るのは、こういう理由からですか。確かに早く出てくれた方が嬉しいけど...榊一郎、今年一体何冊出すんだ?