うらにわのかみさま 1

神野オキナ新刊。
沖縄を舞台に、ヒロインの高校生・ユウが、家に伝わる「虎神さま」に頼まれて、神のいなくなる年「神無年」の間、他の神様にとって代わろうとする「神もどき」が現世にやってくるのを防ぐために戦うお話です。
神もどきが現世にやってきてしまえば世界は滅んでしまうと言う、結構重い背景があるにも関わらず、全体に漂うのはノンビリほのぼのとした雰囲気。神野オキナらしい展開で、なんの不安も無く読めるのが素晴らしいです。
敵側である神もどきに手を貸す猫神様も、戦いのパートナーとして高校生・霧人を選んでいる訳ですが...戦う時はどちらも変身するものだから、ユウと霧人がお互いの正体を知らないまま話が進むのが良い感じ。
ページが進むたびにドンドン仲良くなっている2人ですが...真実を知った時、この2人がどんな反応をするのか楽しみです。