桜乃きらほの恋愛処方箋

シリーズ第2巻。超常的な病気を、魔法を使った治療で治す同級生の魔法医の元で、ナースのバイトをするヒロインの話。
魔法医と言っても呪文一つで全てを治す訳ではなく、キチンと理屈付けの上に治療を行うスタイルは今回も健在。この巻のテーマはインフルエンザと吸血鬼で、どちらも面白かったです。
前巻に比べてラブコメ的な要素が少し増えましたが、これがまた良い。まだまだ恋愛とは呼べないような、ほんのちょっとした意識の変化が読んでいて楽しいです。きらほだけでなく、朝永も丸くなってきているように感じられるのもグッド。ホント、安定して楽しめる作家さんですね。
最後で新たな伏線が張られましたが、この調子で続いて欲しいものです。続きも期待。