ガーゴイルおるたなてぃぶ

吉永さん家のガーゴイル』と同じ舞台に、なんでも屋『鳥屋』を営む錬金術師の少女・ひかると、その相棒である鳥型自動石像『ガーゴイル』、通称『ガー助』のお話。
以前、書店で配っていた小冊子に、第0話が掲載されていたお話の本編ですね。相棒のガー助と共になんでも屋を営むひかるが、何故か古科学者に襲われて...と言う形で話が進みます。大分『吉永さん家のガーゴイル』とリンクしている気が。ヒッシャムや喜一郎とか、普通に出てきます。
田口仙年堂の作品は安心して読めるのが素晴らしいです。このお話も普通に読めました。しかし、そのクオリティに慣れすぎてしまったせいか、もう少しインパクトが欲しいなーとも感じてしまったり。
千秋と彦左衛門の話は、お得意の「ちょっと良い話」。ひかるとガー助の「共有」の設定や、ヒーローを目指す心意気なんかは熱いんですが、本家ガーゴイルや『コッペとBB団』と並べると、少し物足りない気分。
まーかなり贅沢な不満である事は重々承知。楽しめる事には変わりないし、続きにも期待。