ネクラ少女は黒魔法で恋をする 2

黒魔法が大好きなネクラ娘がヒロインのシリーズ第2巻。
取り引きした悪魔を追い払った1巻から、振り出しに戻ったはずの話を上手く処理して2巻に繋がってます。ヒロインは高校2年になって演劇部に入るものの、生徒会執行部の横槍で廃部寸前。さらに「問題児」扱いされている1年生の男子に懐かれて...と言うお話。
ヒロインが1巻に比べて大分前向きになってる。もはやネクラ少女とは言えないレベルですね。夜な夜な人気の無い公園で魔法陣描いてるけど、話の展開はバリバリ青春モノ。悪魔だ天使だと、かなりファンタジックなノリになってきているのには少し戸惑いましたが、メインは演劇部でのお話なので、それほど気になりません。普通に面白かったです。
しかしこの生徒会執行部、読んでてなんか腹立たしい。典型的な嫌なキャラだよなー。何でそこまで権力があるのか、何で演劇部を目の仇にしているのか、という部分が全く説明されてないから、余計にストレス溜まります。今後の伏線だという事は重々理解しているつもりだけど...次の巻あたりで明らかになるんでしょうか?