制覇するフィロソフィア

評判良さそうだったので買った1冊。5月の新刊です。
己の理を鍛え、帝となる事を目指す"帝塾"。女性のみが集うこの塾へ入る事を許された、2人の女性を主人公として語られるお話です。
自分の中にある『哲』をぶつける事で、物理的な拘束力さえ生まれると言う設定。要は、気合の入った信念が現実に作用を及ぼすと言う事ですね。
友情と信念がぶつかり合い、お互いに惹かれあっていても、己を貫き通すために戦うと言う展開はとても熱くて良い感じ。しかしどちらかと言えば、それ以上にコメディとしての面白さの方をより感じたような気がします。男塾へのオマージュがそこかしこに垣間見える、熱くもおバカなストーリー展開が面白かった。
しかしこの1冊で完結している話かと思いきや、結末を見る限り続きそうな流れなのにビックリ。出るのかなぁ?