マテリアルゴースト 2

新人さんの2冊目。
自分の周り2m以内の幽霊を実体化させてしまう能力を持つ主人公と、その主人公にとり憑いた美少女幽霊、クラスメイトの巫女さん、美人の先輩が繰り広げるラブコメです。
地の文はキャラの一人称で書かれているんですが、これが妙に長くて読み辛い。1巻ってこんな感じだったっけ? なんて思ったり。ハーレムモノの宿命で主人公が不自然なまでに鈍感なのはとりあえず良しとしても...どの展開をとってもオチが読めてしまうのは、流石に微妙かと。もう少し捻った展開があると良かったかも。
主人公の「死にたがり」と言う設定がやたらと浮いていたんですが、どうやらそれに理由がある模様。本人の性格とは裏腹な欲求なので、全然馴染めなかったのですが、これで少し納得。今回は伏線を張っただけで終わったので、続きにはちょっとだけ期待しておこう。