座敷童にできるコト 5

『座敷童』シリーズ新刊。
色々張っていた伏線とか謎を全部バラしたお話。敵が味方に、味方が敵にと、一気にちゃぶ台がひっくり返されたような展開。何柱かオリジナルも降臨した挙句、最後にはパパさんまでいらっしゃいました。なんだか、もう凄い事に...。
このシリーズ、日本神話を上手い具合にアレンジして取り入れているのが、結構お気に入り。座敷童→天津神, ワラシモドキ→国津神で、これらが争う構図に、スサノオの複写体である鞘月がワラシモドキ側につく展開を、日本神話に照らし合わせると面白いです。
しかし、鞘月がスサノオか...。前巻では鞘月はアマテラスの妹だと描かれてたんだけど...。鞘月が女性だから、こんな表現になったんでしょうか。騙された。
後1冊で完結だそうです。どんな結末になるんですかね? 楽しみ。