戦う司書と黒蟻の迷宮

先月の新刊。『戦う司書』シリーズの第3巻です。
武装司書達が管理しているバントーラ図書館。その地下にある図書館迷宮倉庫を舞台に、実力でハミュッツと双璧をなす武装司書・蟻使いのモッカニアが反乱を起こすお話。
今回の敵役であるモッカニア。病んでいた心を揺さぶられ、それ相応の状況に追い込まれたが故の反乱でしたが...ハミュッツの壊れ方はそれ以上ですね。どっちが悪役なんだか...相変らず良く分からないキャラだけど、多分、物凄い過去を抱えてるんでしょうね。でなければ、ここまでの怪物にはならんよなー。何があったのか、マットアラスト辺りなら知ってそうだけども。シリーズのクライマックスにならないと語られないんだろうなぁ。
これで既刊3冊、全部読了。結構安定して楽しめるシリーズで満足です。続きにも期待。