戦う司書と雷の愚者

昨日に引き続き、『戦う司書』シリーズから1冊。
死した人間は『本』なって図書館に収められる世界を舞台に、自ら死を望む怪物・ザトウと、その死を止めようとする武装司書見習・ノロティのお話です。
1巻より、この2巻の方がより面白かった。様々な能力を操るザトウの設定と、怪物になる事を望んだエンリケ、さらにその仲間...この辺の話が良い感じに絡み合っていて面白い。終盤、救いの無い設定の中、それでもエンリケを生かそうとする仲間達の姿にやられました。
しかし、相変らずハミュッツの考えている事が全然分からん。結局何がやりたいんだろう...。