戦う司書と恋する爆弾

今日も積本から1冊。第4回スーパーダッシュ小説新人賞にて大賞を受賞した作品。
人が死んだら、その記憶全てが地中深くに『本』として化石化し、その『本』に触れるとその記憶を追体験できると言う世界が舞台。そんな世界の中、偶然手にした『本』の中で会った美しい女性に一目惚れした人間爆弾・コリオと、『本』の回収を目的としている図書館の武装司書・ハミュッツがメインで話が進みます。
それなりに面白かったです。『戦う司書』ハミュッツは出番も少なくて微妙な感じでしたが、もう一方の主役であるコリオが良い感じ。コリオと『本』の中の姫・シロンの、時を越えた恋物語がとても良かった。中盤までは少々退屈だったんですが、終盤はバトルとこの恋とが合わさって、非常に盛り上がって面白かったです。
しかし、シロンはそこまで凄い能力を持っているなら、もっと違う未来を選べたんじゃないかなぁと思うのは自分だけでしょうか...。この点は少々気にかかったり。
続きも購入済なんで、ボチボチ読みますか。