その本、触れることなかれ

新人さんの2冊目。不思議な力を持つ"戒書"を回収し保管する異界司書の活躍を描いた作品の第2弾です。
今回のターゲットは『封魔録』と呼ばれる戒書。読むと本に封じられていた凶悪な魔物が復活する...と言うお話。
1巻を読んだ時も思ったけど、相変らず徹底的に地味な印象を受けました。異界図書館の設定は面白いんだけど、せっかく異界司書見習となったヒロインは全然話に絡んでこないし、恋愛要素もある事はあるけど盛り上がらない。バトルが派手かと言えばそんな事も無いし、ストーリー自体にそれほど凝った展開があるわけではないし...。逆に詰まらないかと言われれば、それはそれで首を傾げる。なんつーか、可も無く不可も無くと言う表現がピッタリです。
1巻は世界観の説明が入るから、少しぐらい盛り上がらなくてもそんなもんかと思えるのですが、2巻も同じなのはちょっとキツイ。次の巻では、魅力溢れる新キャラとか出てこないかなぁ。