神様ゲーム 3

神様ゲーム』シリーズ第3巻。
かのう様のお祭りに招待された主人公たち。しかしその祭りを目前に控えたある日、かのう様のいる屋敷に侵入者が。目的はかのう様を奪う事らしい。成り行きから、主人公たちが、かのう様の護衛に付くことになったのだが...。
こんなお話。"かのう様"と言う神様と、主人公が繰り広げる"ゲーム"が軸にある本作ですが、今回は少々趣がいつもと違う感じ。狙われているかのう様を主人公たちが守る、と言う方向で話が進みます。
しかし趣が違うとは言え、かのう様はいつも通り。明らかに裏で何か企んでそうなのに、それが殆ど表に出てこないのがもどかしい所です。普通に楽しめました。
ただ、"花"の回収が少し急ぎすぎな感じで、各持ち主の心境の変わり方が少々急だった気がします。こんぐらいのペースでやらないと終わらないんだろうけど...もう少し書き込んで欲しかったかも。
内容的には続き物で、結末は次巻へと持ち越し。相変らず謎の多い展開で、続きが気になります。未だにかのう様の目的とか、全然分からないもんなぁ。今回の話は結構核心に迫りそうな展開なので、余計に続きが気になる...。