倒凶十将伝 巻之拾参

前巻の発売から6年と2ヶ月。庄司卓の『倒凶十将伝』、遂に完結です。
12巻から読み直して挑んだお陰か、はたまた昔繰り返し読んでいたお陰か、6年振りに読んだとは思えないほどすんなりと話に入っていけました。
激しく盛り上がると言うよりは、アッサリと完結した感じ。あんまり意外性のある展開は無く、無難にまとまってたと思います。ただ、登場人物が多いので、一人一人に割けるページ数が少なかったのが少々残念。もう少し後日談が充実してると良かったかもなぁ。
まぁ内容はどうあれ、とにかく無事完結したと言う事実が嬉しい。庄司卓の長編シリーズで、完結まで書かれたのってこれが初めてな気がします。一応『ダンシング・ウィズ・ザ・デビルス』と『エイティ・エリート』も完結してるけど...前者は続編のウィスパーズシリーズが止まったままだし、後者は第一部完と言う事で、話自体はまだ続きそうだし。
この勢いで、残りのシリーズも完結させて欲しいですね。とりあえず、『ヨーコ』を頼みます!