狂乱家族日記 四さつめ

日日日の新刊。
今回は雹霞とパチンコ屋の娘さんの「恋」のお話をメインに、千花と銀夏の話を加え、さらに超常現象対策局に異変が起こる...と、とにかく色々満載な内容でした。分厚かった...。
色々詰め込み過ぎな感じで、読んでてまとまりが無いような印象を受けました。ストーリー自体は全部の要素が絡み合って展開して行くのですが、場面転換が多くて読み辛かったかと。
んで内容ですが、家族物の側面が強く出た1冊でした。色々悩む子供達に、いつも通りのふてぶてしさで道を示す凶華が良い感じ。また、超常現象対策局の変動で、本格的にストーリーが大きく動き出した気がします。新たに張られた伏線も幾つかあったりと、今後への下準備もバッチリ。この巻の展開を受けて、次巻がどうなるのか楽しみです。
しかし千花を「お姉さま」と呼ぶキャラの名前が聖と静と言うのは、良いんだろうか。某作品との見事な被りっぷりは、狙ってやってるとしか思えないんですが...。