ゼロの使い魔 7

ゼロの使い魔』新刊。
アルビオンとの戦争の続き。篭城戦の構えを取ったアルビオンに対して、短期決戦を挑む連合軍。そんな中で些細な事でケンカしてしまったルイズ達は...みたいな話です。
いやー面白かった。ちょっとした擦れ違いから大喧嘩になってしまった才人とルイズ。このギクシャクとした雰囲気こそ、ラブコメの醍醐味でしょう。なんとか仲直りしようとヤキモキするルイズが最高です。ネコミミは個人的にはやり過ぎだったように思えたけど...。
またここ数巻、メインとして描かれていて微妙だった戦争話ですが、この巻ではその戦争が良い感じに話を盛り上げてくれました。名誉を重んじて、そのためには死すら厭わないルイズやその他貴族達の考え方と、名誉よりも命の方が重要だと考える才人の考え方。お互いの考えがぶつかり合って、さらに二人の関係を拗らせていく。素晴らしい展開でした。
また、終盤の盛り上がり方が凄かった。ベッタベタな展開だけど、それが堪らなく面白かったです。久しぶりに熱い才人が見れて大満足。
ガンダールヴ以外の"伝説"が新たに明らかになったりと、続きへの布石もバッチリ。次巻がすげー楽しみです。