ドラグネット・ミラージュ

1月に新創刊された新文庫の新刊。賀東招二が原案やってる作品です。
舞台は、異世界と不思議なゲートによってつながった都市。地球で麻薬の原料として使われている異世界の妖精を追う刑事と、同じく妖精を追うために異世界からやって来た女性騎士の二人がコンビを組んで事件を追う事で話が進みます。
普通に面白かった。主役の二人は敏腕刑事と貴族な騎士で、最初はお互いに反りが合わなかった二人が事件を追うに連れて徐々にお互いを信頼していく過程が良い感じ。作品自体、結構ハードボイルドな内容だったのも、個人的には嬉しかったです。
主役二人のキャラ立てと言う印象も少し感じたけど、1巻だとこんなもんでしょうか。しっかりとキャラが立った今後が楽しみです。
そう言えば、巻頭のカラーイラスト、最後の一枚が面白かった。最初見たときは意味が分からなかったけど...読み終わってから見ると、納得の1枚ですね。