神様家族 7

Book

『神様家族』新刊。
今回は佐間太郎が神様になる試験を受ける話。試験の内容は、「神様の息子」と言う立場から只の人間になった上で、ある人物を助けると言うもの。しかし、誰を助けたら良いのかは教えて貰えない状態。テンコも一緒に人間になって、まずは誰を助けるのかを探す所から始めたのだが...。
こんな感じ。前巻のラストを引き継ぐ形で話が始まります。
このシリーズの中で一番面白かったかも。助けるべき人物と、佐間太郎の、二人の視点で交互に話が進んでいく形なのですが、二人がどんな関係で、それぞれの話がどのようにリンクするのか。この辺りが終盤まで謎めいていて、ワクワクしっぱなし。テンコのハイテンションな振る舞いとかは相変らずなんですが、このワクワク感に最後まで引っ張られました。
また綺麗な終わり方していて、これで最終巻でも良かったかなぁとチラッと思ってしまった。回収されてない伏線はまだあるので、もう少し続くみたいですが...。しかし神山家の人口密度がかなり小さくなって、この後どう続けるんだろう。気になる終わり方してるしなぁ。続きが楽しみです。