ネコソギラジカル(下)

戯言シリーズ、遂に最終巻。
いーちゃんの成長物語と言う部分に徹して、全てが決着した1冊でした。何より読後感が良かったです。ここ何冊かは、あんまり読み終わった後にすっきりする事がなかったから、最終巻で良い終わり方をしたのは嬉しい限り。
第二十二幕のラスト、人類最強といーちゃんの会話が個人的には大ヒットです。流石は人類最強。この人にかかれば、どんな難問も笑い飛ばしてくれますね。ここで一気に盛り上がりました。
しかし、まさかこんな終わり方をするとは、欠片も思っていなかったから、少し拍子抜けしたのも事実。アッサリとした結末に正直、これで終わり? と思わないでもなく。どんな重い結末が待っているのか、ページをめくる度に、常に身構えながら読んでいたからなぁ。もっと素直に読めば良かった。
これにて戯言シリーズは完結。お疲れ様でした。他のシリーズも継続して追いかけていく方向で。