アスラクライン 2

三雲岳斗の新刊。『アスラクライン』シリーズの第2巻です。
今回はUMA退治。新入生オリ合宿に使われる湖で、巨大な生物が確認された。合宿が始まるまでに、湖が安全かどうか確認して欲しいと言う依頼を受けた、主人公たち科學部は早速調査に赴くが...。
こんな感じ。幼馴染で美少女な幽霊に、悪魔の同級生、サイボーグな先輩とバイト先の女の子。さらに生徒会長の妹。ハーレム状態にも関わらず、どこまでも鈍感な主人公は、巨大ロボットを操る事が出来て...と言う、学園ラブコメ物です。
状況説明にページの半分を取られていた1巻は正直微妙だったので、読むまではかなり不安だったのですが、この2巻は普通に面白かったです。
説明にページを取られる事もないし、シリアスな展開も殆ど無い。ラブコメに重点をおいて書かれているのが、個人的にツボでした。流石、三雲岳斗。舞台さえ整えば、きっちり楽しませてくれます。
悪魔っ子と幽霊な幼馴染がメインヒロインですが、今回一番のお気に入りは会長の妹。てっきり兄貴にしか興味の無いブラコンキャラかと思っていたので、主人公を気にかける姿がチラホラ見えてのが意外。1巻でもそれっぽい雰囲気のシーンはあったけど、この2巻で加速した感じでしょうか。素晴らしかったです。
と言う訳で、結構満足した1冊でした。続きにも期待。