護くんに女神の祝福を! 7

『護くん』シリーズ第7巻。
新たに入ってきた新入生達。絢爛世代と言われるほど、優秀な生徒に恵まれているが、その一方で問題児も。絢子に次ぐ、歴代2位の成績で入学してきた由良理もそんな一人。事あるごとに絢子につっかかり、さらには"絢爛会"なる、第二の生徒会を立ち上げるが...。
序盤、新キャラの由良理がとにかくむかつく性格で、生徒会に噛み付いている姿にかなりイライラ。何でも自分が一番である事が当たり前だと思っているのはまぁ良しとしても、生徒会への喧嘩の売り方が何とも癪に触わりました。
生徒会側がちょっと本気になって、絢子の実力を見せつける下りまで読んで、ようやくスッキリ。「魔女ベアトリーチェ」の二つ名は伊達じゃない。格好良かったです。その後の展開は...ある意味お約束かも。ずっといけ好かないキャラだったら微妙でしたが、絢子に負けてからの由良理は嫌な面が陰を潜めた感じなので、一安心です。
また、前巻で告白したエメレンツィアの積極的なアタックが良い感じ。逆にエメレンツィアに惚れた新キャラなんかも出てきて、作品内の恋愛模様が複雑化。まぁ何があっても、護と絢子のカップルは崩れないだろうから、どっちかと言えば、エメレンツィアの今後の身の振り方に注目ですな。
次の巻は、新たに生徒会に補佐として迎え入れられた1年生と一緒の親睦旅行になるのかな? 一波乱も二波乱もありそうで、楽しみです。