黄昏の刻 3 赤熱の巨竜

吉村夜の新刊。シリーズ3冊目です。
舞台は"綾"と呼ばれる超能力が集う学園。毎年抜き打ちで米軍との軍事演習が行われていたが、今年はなんとクリスマス祭のさなかに実施される事に。せっかくのクリスマスに水を差されて不満な生徒達だったが、さらに、演習であるにも関わらず、米軍の最新鋭戦車は実弾を発射してきて...。
こんな感じ。クリスマスと言う事で、恋愛絡みの話もチラホラあったけど、あくまでちょっとした味付け程度に納めているのが好印象。この作品のメインはそこじゃないもんなぁ。
いきなりの実戦に浮き足立つ光輪学園の生徒達が、どうにかして己を取り戻して戦いに臨むと言う展開が熱くて面白かったです。個人的には、主人公チームの活躍よりも、こっちの方がお気に入りです。
1巻を読んだ時は微妙に思ったけど、2巻,3巻は良い感じで、安定して楽しめる作品になってきましたな。続きにも期待。