煉獄のエスクード 2

貴子潤一郎の新刊。
今回は主人公・薫が、とある村に派遣されて魔族と戦う話です。1巻で初めて魔族と戦った主人公が、この巻ではいきなり一人前になっていてビックリ。作中では8ヶ月過ぎている為ですが...1巻で出てきた登場人物は殆ど出てこなくて、話の本筋にはあんまり関係ない内容に感じました。薫の兄である真澄の師匠・クラウディアと、薫の顔合わせが目的だったのでしょうなぁ。
文章の上手さは相変らずなので飽きずに読めるのですが、1巻程の盛り上がるような内容でもなく、至って普通。今後への布石の為に一冊丸々使うのはどうよ? なんて思いつつ...それでも普通に楽しめたので、まあいいかと。
次の巻では本筋に戻るようです。今回出番の全く無かったレイニーさんも出てくるだろうし、楽しみです。