灼眼のシャナ 10

『シャナ』の新刊。ついに10巻の大台に到達です。
今回の舞台は過去。先代の「円髪灼眼の討ち手」マティルダの時代で、大規模な作戦を企む"紅世の徒"達の企みを阻止するため、フレイムヘイズ達が戦いを挑むお話。
読み始めた当初は、「また外伝かー」と少々がっかりしたのですが、読み進めていくうちにドンドン引き込まれていきました。すげー面白かったです。
何が良いって、マティルダアラストールヴィルヘルミナティアマトーもメリヒムも。その他もろもろ、登場人物がどいつもこいつも格好良くて、熱すぎるぐらい熱い。特にマティルダのカッコ良さは、群を抜いて凄かったです。
また大規模な作戦を描いているため、戦闘シーンが多いのですが、ただ単に戦いが熱いだけではありません。そこに、敵味方を問わない恋愛、それに友情を絡めた、なんとも切ない展開が素晴らしい。...5巻をもう一回読み直そう。
と言う訳で大満足な1冊でした。本編の続きにも期待。