アース・ガード

小川一水ソノラマ文庫第一作。
地球に逃げ込んで高校に通う大泥棒な宇宙人と、それを追って来た星間警察の刑事が、泥棒のクラスメートや、宇宙人から地球を護る事を使命とした成年を交えて、ドタバタするお話です。
いたって普通。特に話に捻りがあるわけでもなく、本当に普通のコメディSF風味、と言った印象を受けました。ラストのオチだけは、ちょっと騙された感じもしましたが、話の本筋には全然関係ないオチだったし。軽いノリの割には、SF部分がしっかりしているのが流石だなーと思ったぐらいでしょうか。7年も前の作品なので、最近の作品と単純な比較は出来ませんが、やはり全然違いますなぁ。
他の旧作もそれなりに買ってあるので、ボチボチ順番に読んでいく予定。どの辺から、最近の作風に近づくのか楽しみです。