強救戦艦メデューシン

小川一水の旧作。銃弾の飛び交う戦場に強行着陸して負傷者の治療に当たる、強救戦艦の看護婦達の活躍を描いたお話です。
終盤失速気味なのが少々残念ではありましたが、それでも充分満足の行く内容でした。しかし、プロ集団が全力を出して何かを成し遂げる話を書くのがホント巧い作家さんですなぁ。主人公達の必死になって動いている姿が、素晴らしく格好良いです。主人公達の身につけている医療技術が凄い事になっていて、彼女達の年齢を鑑みると、いささかやり過ぎな感じもしますが、まあ気にしない。とても面白かったです。
小川一水の未読作品はまだまだあるんで、今後も見つけたら押さえる方向で。