狂乱家族日記 弐さつめ

日日日の新刊。先月に1巻が出た、『狂乱家族日記』の2冊目です。
新婚旅行へと出掛ける事になった乱崎家。パリへと向かうはずだったが、凶華が飛行機の中で暴れたため墜落。一行は無人島へ漂着したが...。
こんな話。無人島で猿の集団に襲われ、攫われた家族を助けるために凶華をはじめとしたメンバーが立ち上がる形で、話が進んでいきます。
普通に楽しめたけど、個人的には1巻の方が面白かったかと。1巻ほど、家族物としての側面を感じなかったのが残念。勿論無い訳じゃなくて、家族のために怒り狂う凶華たちの姿は良かったんだけど、どこか物足りない感じ。1巻ほどインパクトが強くなかったような印象を受けました。舞台は違えど、やっている事が1巻と大して変わってないからかなぁ。
しかし、凰火に怒られて縮こまる凶華が良かったり、雹霞の過去話があったり、月香の正体が明らかになったりと、読み所は随所にあって良い感じ。まだまだ続きには期待できる内容で、結構満足。3巻は9月だそうです。良いペースで刊行されるのは嬉しい事ですな。