へっぽこ冒険者と緑の蔭

ソード・ワールドの短編集。ロマール, ファンドリア, オーファン, ラムリアースのそれぞれの国で繰り広げられる冒険が、各一つずつ収録されてます。
ぺらぺらーずとファンドリアの話は、特に可も無く不可も無く。オーファンの話とヘッポコーズの話が特に気に入りました。
ヘッポコーズの話は、リプレイにあったラムリアースにユニコーンを届けに行く話の番外編。イリーナ達がファンガスと戯れている間、実は陰でノリスとガルガドが活躍していた...と言う内容です。一人前になろうと頑張るノリスと、それを見守るガルガドのコンビが良い感じです。やっぱりヘッポコーズは良いパーティだなぁと、改めて実感しました。
オーファンの話は、遺跡調査中のパーティが、立ち寄った村でドラゴン退治を依頼される内容。それほど盛り上がるような展開は無かったものの、パーティのウィザードが良いキャラでした。最後の一言は少々唐突な感じもしましたが...。
と言う訳で、目当てだったヘッポコーズの話が面白かったので、個人的には満足な1冊でした。彼らの話は、また長編で書かれるらしいので、今から楽しみです。