星界の断章 1

星界』シリーズの短編集。これまで色んな所で短編が書かれていたのは知っていたものの、どれも目を通す機会が無かったので、短編集として発売されたのは嬉しい限り。ワクワクしながら読了したのですが...すげー内容にビックリ。
半分は真面目な短編だけど、残り半分は...これでもかっ!! と言うほど弾けてます。いやまぁ、面白かったんですが...こんな内容だとは知らなかったので、かなり衝撃的でした。年2回開催される大規模な"宴"とか委員長とか台所とか発芽とか攻めとか受けとか。なんつーか、やりたい放題やってますなぁ。アーヴに対するイメージが微妙に壊れた気がしましたが、割り切って読めば、かなり楽しかったです。
真面目な短編の方は、アーヴと言う種族が生まれた時の事や、ジントの惑星が最初に発見された時の事など、本編で少しだけ触れられていた部分が書かれていて良い感じ。まさしく短編集に相応しい内容で、個人的には大満足でした。雑誌に掲載された短編は、もう読む機会は無いだろうと、半ば諦めてたからなぁ。読めてよかった。
ところで。ラフィールが買った"本"の内容が気になるのは自分だけ?