終わりのクロニクル 5

終わりのクロニクル』新刊。先月出た上巻の続きです。アホみたいに分厚かった...。
すげー面白かったです。"軍"の大将・ハジによって、隠されていた真実が軒並み明らかになったり。"軍"の正体、阪神大震災の真実...その他モロモロ、これまで伏せられていた事実が次々と判明。終盤と言う事で、大盤振る舞いですな。
けど、それよりもなによりも。熱い展開が大量にあったのが素晴らしい。普段はクライマックスが盛り上がるこの作品ですが、今回は序盤から飛ばしてます。佐山達と四兄弟との戦いが凄い。特に風見とG-SP2。。上巻で精神的にボロボロになった風見が立ち直っていく様が、良い感じ。
んで、終盤の盛り上がり方はハンパじゃない。"軍"の総攻撃に対して、迎え撃つUCAT。"軍"のかざす正義に対して、あえて"悪"である事を選び、彼らの言い分を鼻先で笑い飛ばす佐山が...ホント熱すぎるぐらい熱くて素晴らしい。毎度毎度の事ながら、佐山の演説が始まって「……返事はどうした?」と言い、それに皆が返事をする、このシーンがとても好きなのです。いやー最高でした。
と言う訳で、大満足な一冊でした。謎だった過去の大部分が明らかになったので、次からどう展開して行くのか、非常に楽しみです。